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MITSURUSATOH佐藤ミツル1953年9月18日生まれ北海道出身GUITARS, VOCALS.北海道、札幌で人気のあったバンド、マーシャンロードに在籍。その時にちょうど、森園勝敏が抜けて、新たにギタリストを探していた四人囃子のメンバーと出会う。そして、77年、森園勝敏脱退後の第一弾アルバム『PRINTED JELLY』から、『NEO-N』まで参加。その後は、長沢ヒロ、元ボウイの高橋誠、元ピンクのホッピー神山などが在籍したヒーローに参加。またバック・ミュージシャンとして、多くのステージに立つ。「マーシャンロードというのは、まあただのアマチュアでしたけどね。たまたま、ギターにエコーが多く掛かっていたと。指向としては、ブリティッシュハード系の、ウィッシュボーンアッシュとか、ディープパープルとか、イエスとか、その辺ですね。ディープパープルは73年の初来日の時に見てますから。だいたいその辺に影響されてきていると。ウィッシュボーンアッシュはロンドンに行って、マーキーで見ました。それはもう遊びで行って。それは、『音楽専科』のロックツアーというやつで行って。それ、知りません?そのツアーメンバーの中に、クリエイションのメンバーもいたという(笑)。マーシャンロードの前に、クロス・トゥ・ジ・エッジと言うバンドをやっていて、当時“Aーロック”って知りません?グレコの主催で、武道館で全国大会と言うのがありまして、そこで全国第2位まで行ったという。そしたら、誘いがきましたね。その時審査員をしていた、つのだひろさんから誘いがあったりとか、いろいろありましたね。四人囃子には、森園さんがやめて、ギターを探しているというのは聞いていて、そんなときに四人囃子の事務所の方を知っているという人が北海道にいて、僕のことを紹介してくれて、それで、僕が東京に行ったときに、セッションの場を設けてくれたんですよ。渋谷のスタジオで、セッションと言うか、お手合わせみたいにやったんですけどね。やったのは「ハイウェイスター」だったかな。その時は一緒にやれてよかったねと、何かまたできることがあったらという感じだったんだけど。それで、今度は彼らが札幌にNHKのラジオの公開録音で来て、その時、僕がやっていたバンドとかと四人囃子とセッションという企画でやって。その時も、それで終わって(笑)。何かあったらよろしくという感じで終わって。年が明けてから、電話があった。その時自分でやっていたバンドが煮詰まっていたんで、渡りに船という感じで。そして、東京に行って、すぐ合宿に入って。四人囃子をその前に見たことは、ありますよ。一ツ橋大学の学園祭で見ました。「一触即発」とかやっていて、「一触即発」が終わったら、彼らは電源が足りませんとか言って、いきなり帰っちゃった。北海道でも、ロックフェスティバルみたいなので見てるし、あと、ディープパープルの前座で、見てます。その3回かな。『一触即発』のレコードが出たときにレコード屋に行って聴きましたよ。昔は試聴出来たでしょう。それで、合宿が始まった時にね、同じ広い部屋を借りて、その四隅にひとりづつ4人寝てるわけですよ。だから、朝起きて、周りに四人囃子のメンバーが寝てると思うと不思議な感じで。まあ、みんなと比べるとノウハウ不足だなーとか思いましたね。でも、いい人たちばかりだから、よかったですね。森園勝敏の後をやるプレッシャーというよりも、僕が入ることでどうなるんだろうなというのがありましたよね。『NEO-N』では、僕の考えとしては、初めて四人囃子らしいアルバムというか、そういう気がしたんですよね。それまでも、結局、歌ものでしょう。自分自身、あんまり歌には説得力を感じていなかったんで、歌よりは、演奏でトータルなものを作りたいなと思っていたんで、ああ、やっと出来たなと思いました。だから、これから面白くなるぞという気がしてたんだけど。だから、自分では煮詰まりとかはなかった。そしたら、佐久間がプラスティックスが忙しくなってきたなーと思ってたけど。だから、四人囃子をやめるという話は誰もしていないんじゃないかな。だから。解散とかいうことも意識しないままここまできちゃったという感じです。今回の再結成は、呼んでもらえなかったです(笑)。何かあったら呼んでくれと言っていたんですけど(笑)。まあ、佐久間さんがあれだけ弾けちゃえばね。そりゃあ、もう、誰も必要としてないでしょう。新作は、最初に聴いたときには違和感あったんだけどよく聴いてみると、やっぱイントロがプログレなんですよね。昔のCDは聴くのが恥ずかしいですね。ボーカルがフラットしているんですよね。レコーディングは慣れるまで、声がフラットしてるらしいんだけど、自分の声もレコーディングの現場でフラットしているんじゃないと聞いたんだけど、だいじょうぶだと言うからやったんだけど、10年経って聴いてみても、やっぱりフラットしているんですよね(笑)。あれは恥ずかしいですね」