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mza_pan11.jpg (18885 バイト)
SUPPORTMUSICIANS LEFTTORIGHT●HOPPYKAMIYAMAホッピー神山1960年2月22日生まれKEYBOARDS&BACKlNGVOCALS●MASAKITANAZAWA棚沢雅樹1957年1月1日生まれDRUMS&ELECTRICPERCUSSIONKAORUOHHORI●大堀薫1959年9月1日生まれBASS&BACKINGVOCALS●MARINISHIZONO西園まり1962年12月2日生まれGUITARS&BACKINGVOCALS●YOSHIHIROFUJISAWA藤沢由裕1965年3月28日生まれCOMPUTERMANIPULATE&ALTOSAX.四人囃子は日本の外タレですね。今回のMZA有明で行われる四人囃子のライブには、次の5人のサポートメンバーが参加することとなった。キイボードに元ピンクのホッピー神山、ドラムに元ショコラータでオーストラリアのアイスハウスとの共演などで知られる棚沢雅樹、べ一スに元ブルーで、セッションミュージシャンとして活躍する大堀薫、ギターに紅一点、若手ギタリストとして注目の西園まり、マニュピュレーター&サックスに元はるのメンバーで、佐久間氏との共同作業の多い藤沢由裕といった、四人囃子とは一世代若いミュージシャンが集まった。彼らに、サポートする側から見た、四人囃子を語ってもらった。●今回のライフに参加するきっかけを一人一人伺いたいんですけど。棚沢「岡井さんの紹介でリハーサルの一週間くらい前かな。急に呼ばれて」大堀「岡井さんと昔からスタジオなどでセッションしていて、彼から。四人囃子は昔TVの『銀座NOW』に出ていたのを覚えてますよ。アーティスティックな感じがすごいしましたよね」西園「大二さんの知り合いが、今度私が一緒に仕事する方で、その方からの紹介があって」●四人囃子を聴いてました?西園「いや、名前は知ってましたけど。それで、今回仕事するんで、聴きました」藤沢「佐久間さんから、オペレーターをやってくれと。サックスは、レコードにはサックスはいってないし、結構楽にやれるかなと。ところが、これが結構大変で。四人囃子は、僕は全く現体験ないです。3つ上以上じゃないかな、リアルタイムに聞けた人たちは。佐久間さんは、プラスティックスが大好きで。去年の再結成ライブも盛り上がったし」●ホッピーさんの場合はヒーローという伏線があるわけですけどホッピー「そうなんですよ。僕は初めてヒーローでプロを体験するわけですが、もうしごかれましたから。僕が入った頃は、まだ佐藤ミツルさんは入ってなくて、後で入ったんですけどね。それで、まあ今回は約10年振りくらいになるのかな。まあ、因果は巡るというか。新作の感想ですか?正直に言っていいんですか?まあ、僕としては、四人囃子の新作と言うよりは、別のプロジェクトの新作として出して欲しかったなと。メンバーは一緒なんだけど、バンドのコンセプトが違うかなと。でも、凝ってるんだよね。すごく凝ってる。その部分をライブで再現するのは、かなり難しいですね。昔も凝ってたけど、昔は半分生でも再現できたけど、今は、ねえ(笑)。だから、レコードを再現するためにこの5人が調達されたという。僕は昔、四人囃子見てますからね。光栄ですね」●今回のリハーサルで難しい点とかありますか?ホッピー「変拍子の曲があるんですけど、やってる方からしたら大変難しいんですけど、これが報われない変拍子かも知れない(笑)。こっちはものすごく必死でやってるんだけど、アレンジが緻密にできているから、そんなに複雑に聞こえないんだよね。だから、じゃ、やってみろよと言ってみたいよね、見ている奴等に(笑)。誰かが変拍子の曲でずれて客席から笑いが聞こえたら、「じゃあ、やって見ろ、おまえ」と言いたいよね(笑)。じゃ、ないと悔しいよね。今どき日本のバンドで変拍子をやっているバンドなんか他にいないでしょう。●バンマスはどなた何ですか?ホッピー「音楽的には佐久間さんでしょう。笑いの面では岡井さんでしょう(笑)」西園「そう、ムードメーカー」●今回はライブ盤、ライブのレーザーディスクという形でちゃんと後に残るわけですが……ホッピー「えっ、レーザーディスクなんか出るの!知らなかった。そんなことならキイボードに電飾仕込んどこう(笑)。日本のピンクフロイドと呼ばれる四人囃子はライトで始まリ、ライトで終わると。(ライブ盤は後で)差し替え有りでやりたいな(笑)」大堀「基本的に無しみたいよ」棚沢「いや、旧メンバーはあるみたいよ(笑)」●今回の再結成に関して、周りの人の反応はどうですか?大堀「僕の知り合いのレコード会社のディレクターが、何人か見たい、見させてくれと、電話かけてきましたね。また30代と10代の人がすごく関心あるみたい。30代はわかるとしても、10代というのはうれしいことですよね。それはね、やっぱりアーティスティックなバンドが、今、あまりいないと思うのね。売れ線のシングル向けの曲ばかりを並べたアルバムを聴かされているわけでしょう。だから、彼らみたいにシングルで聴かせるのではなく、アルバムー枚で聴かせるバンドってあまりいないでしょう」ホッピー「アルバム指向のバンドは、シングルカットするとだめになっちゃいますよ」●ピンクもそうでしたか?ホッピー「えっ、ピンク?その話は止めましょう(笑)」●でも、ピンクも10年後の99年とかに再結成できるかも知れないですよ。棚沢「でも、その時にホッピーさんがいるかどうか、わかんないですよ(笑)」ホッピー「でも、10年たって、それでもみんな音楽シーンの第1線にいて、こうやって出来るというのはすごいことですよ。10年以上前に活躍していた日本のロックのバンドって、解散したら、中心人物一人は残ってたりするけど後の人は離れていっちゃうでしょう。だから、これはすごいことですよ」●ライブに関しての見所はなにかありますか?大堀「照明とかPAとか、ちょっと仕掛けがあるというか、凝っているみたいなんで、そのへんがこっちとしても楽しみですね。日本の外タレみたいなものですから(笑)。僕たちが客席から見たいですね」ホッピー「追加公演の部は、ダミーバンドみたいなのを出しちゃう」棚沢「サポートメンバーのサポートね(笑)」ホッピー「そういうのを準備して、見てみたいよね」